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『お客様を知る』ことの大切さ

Vol. 19 | 2021年3月

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「お客様を知る」ことの大切さ 〜 DXの活用法 〜

今号の『中山の視点』では、「お客様を知る」ことの大切さ と題してDXを中心に考察します。
新年度に向け、新たな取り組みを加速していく方法について、ぜひ最後までご覧ください。


【好評販売中】SCアプリ:発売開始早々より複数施設で発注いただいております!

SCビジネスフェア2021で発表・紹介した「SC用DXアプリ」について、早くもご評価・発注を複数いただいております。第1号のリリースは2021年7月を予定しています。


・SC会員証をデジタル化したい

・顧客をデータベース化し、管理/分析したい

・折込チラシをデジタル化し、印刷/配布コストを効率化したい


など、様々な課題への対応はもちろんのこと、クーポン配信・来店ポイント・DM配信まで多くの機能をイニシャル(開発費)50万円~・ランニング(運営費)月額10万円~と  高コストパフォーマンスで提供をしていきます。
20年の社歴を誇る㈱ビートレンド社(東証マザーズ上場)による開発・サーバー管理で安心・安全な環境をご提供します。
※テナント企業向けアプリもございます。
DXをまずは一歩進めたい、というSCの方はぜひ、お問い合わせいただけますようお願い申し上げます。


【新商品のお知らせ】SC専用WEBサイトパッケージを販売開始いたしました!

3/25(木)SC専用WEBサイトパッケージの「SCWEB-Package」を販売開始いたしました。
併せて、プレスリリースを配信していますのでご覧ください。

■本製品の特徴
(1)SC特化型画面構成
(2) 画期的なコストパフォーマンスの実現
(3) 新入社員でも使いこなせるレベルの簡単なインターフェースと管理画面
(4) スマホでの閲覧、スマホでの管理を重視した構成
(5) ストーリー機能「ザッピング」を構築しサイト上での接客を再現可能
(6) 将来的なEC導入を見据えたパッケージ製品など、SC運営に必要な機能を盛り込みながらも
イニシャル(開発費)100万円~・ランニング(運営費)月額10万円~と従来の1/3程度の価格を実現。
機能概略を弊社動画サイトでご説明していますので、ご覧ください。


中山の視点:「お客様を知る」ことこそ加速すべき未来                                                        弊社代表 中山亮 [ SC経営士 | SC協会業務広報グループ 副グループ長 ]が、SC業界の今と未来を考察します。

① DX時代=2極化時代?
 TOKYO2020大会の聖火リレーが始まり、いよいよ世界初のコロナ禍でのオリンピックが始まります。数年前には想像もしませんでしたが、現実は日々新たな課題と戦い情報収集をする社会となっています。スマホは5Gの時代へと向かい、自宅の回線も2Gbpsなど高速化の波は止まりません。そんな中でJR東日本グループのルミネ・ニュウマン各館では合計110ものショップ入替が行われ、新宿ではデジタルを活用したテナント店舗などが早くも開店しています。一方で、コロナ禍での飲食店舗倒産は780件となり残念ながら過去最高を記録しました。※帝国データバンクより
 2021年以降、SCでもDXを取り入れるべきと再三伝えていますが、こうしたいわゆる激しい2極化の中では「従来のブランディングや口コミ・アナログだけでは対応できない」ことが非常に増えていると言えるからに他なりません。例えば、三井不動産グループの&モールでは会員数が300万人を突破しただけではなく、オムニチャネル化・ライブコマース・ショールーミングの採用に加え受取や試着(返品無料)のカウンターまでを採用し、RFIDタグによる店舗内全商品のディベロッパーとテナントの在庫共有など従来の枠を大きく飛び越えた試みがかつてないスピードで走っています。※三井不動産リリース20201211より
 他にも、虎ノ門横丁でのモバイルオーダーシステムなど大手SCでのデジタル化は枚挙にいとまがありません。一方で、弊社でもお取引のある地方単館などでは道半ばというSCも多く、DXの善悪以前にそもそも形こそ同じSCでありつつ、顧客へ届ける情報量・スピード・サービスにこの2年で圧倒的な差がついているということはSC業界に身を置く立場として皆知らねばならない事実です。

② DX=高価・難しい・手間がかかる、ではない
 一方で、DXは難しいのでしょうか?LINE公式やインスタ・Facebookは無料で始められます。SC情報の集約でも弊社の新サービスを見て頂ければそれが異なることはわかるでしょう。初期費用50万円・運営費10万円は決してSCで運用するサービスとしては高額ではありません。難しく考えず、また旧来の考え方に捉われずに、まずは様々な施策へのトライアルやサービスのテスト導入を進めて頂ければと思います。これからのSC運営で大事なことは、「いかに顧客を実情まで掴めるか」と共に、「やめる前提でサービスを投入できるか」です。かつては特に販促面において広告代理店の提案を受けて数百万円のサービスを1年近く検討して導入、あとは数年間は必ず運用というのがセオリーでした。なぜなら、イニシャルが高いので理論上の回収まで最低5年程度は実態としての償却年数が得られなかったからです。
 2021年の現在に、そんなことをしていたら次のサービスや他SCへ顧客を奪われてしまいます。コロナ禍で実績を伸ばしキャッシュを貯めたスーパーマーケットやディスカウント・ホームセンターといった業種・業態もミニSC化し、お客様にとってはSCと大差ない機能が提供されています。

③ SCのメリットと人間本来の欲求
 前号でも書きましたがSCとオンラインの親和性は本来とても高い。なぜなら単純に便利だからです!
 人の本能は「簡単で」「早くて」「楽で」あれば、当然そちらを選択します。こだわりの商品などストーリーのある特別なものや、ハイブランドなど価値の高い(と言われる)ものを除けば、コストがほぼ無料でできるオンライン施策は当然ですが選ばれていく。一方で、SCのメリットはワンストップで様々なブランドや商品を発信できる点にあります。ここを掛け合わせない手はないし、自社で採用しなければ他社がやるのみです。
 OMOという言葉の通り、今後は生活のベースにオンラインがあるのが当たり前の世界。一方で、人間は本来新しいコトやモノには面倒で知っている・慣れていることをしてしまうのもまた必然です。お気に入りの店やサービスを使う安心感と、より便利で早くて楽な仕組みが毎日せめぎ合っている現代でSCはよりその提供速度や便利さのアップロードには常に気を配らなくてはなりません。
 くどいようですが、自社の提供するサービスは面倒でないか。自分では使いたいか。そして本来の欲求から見て楽しい・楽・心地いいなど感覚的に快適を感じられる状態にあるか、を年度の替わるこのタイミングでぜひ一度見直していただければと考えます。

 新年度の2021年度がいよいよ始まりますが、次年度も弊社はノンストップで走って参ります。2025年のSC取得・運営まで大きなビジョンとSC業界を少しでも変えていきたい、という想い。今月末以降、SC協会セミナーなどでも最新実例も講義をしていきますが、ご興味のある方はセミナーや弊社へのお問い合わせなどを通じ、協議する時間があれば幸いです。


セミナー・講習等のご案内

弊社代表、中山が講師を務めるセミナーが、日本ショッピングセンター協会(SC協会)主催で行われます。                                詳しくはこちらをご覧ください(動画の視聴は一部、SC協会会員限定です)。

関東甲信越支部WEBセミナー
・公開中 「ウィズコロナ時代に求められるテナント支援
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